ふきげんなマリアのきげん〜greenflowers

今日は、greenflowersという、ユニットの演劇を観てきた。

あまり、聞きなれない劇団かと思ったら、劇団ではなく、ユニットということで、いろいろな劇団やプロダクションから役者さんが集まりお芝居をするって感じらしい。
演出:内藤 裕子さん
作 :さいとうゆうさん(イトキチさん)
のユニットである。
http://g-flowers.com/about/

今日の題は、「ふきげんなマリアのきげん」

『アパートを追い出されそうなマリアの元に、きょうだいが集まる。
本を書いた次男。出版させたくない次女。何を考えているのかわからない長男。
本は出版されるのか。マリアはアパートに住み続けることは出来るのか。
外は暑いし部屋も暑い。汚い炊事場にやかましい住人たち。
お金はないのにお腹はすくし、歯は痛い。夏なんて嫌いだよ。』

というストーリーという紹介があって印象としては、ちょっと難しい(複雑)なお芝居なのかな?って思った。

劇場は、目白のシアター 風姿花伝
大きくはないが、綺麗ないい感じのところだ。
一件、マンション風という感じというか、程いいエントランスもあり、悪くない。

さて、19時から開演して、MC〜本編に入って行く。
話を聞くと、森鴎外の子供達の話らしい。
子供達の名前は、森鴎外自身の外国かぶれもあってユニークな名前の紹介から始まる・・・
舞台には、ちょっと貧しいアパートの一室の風景。
しかし、どことなく洋風の匂いがして、壁に掛けてある絵画などから洋風の文豪っぽいイメージが湧いてくる。


森鴎外没後、長女のマリア(実在名はまり)のアパート内でくり広がる家族の人間関係やエピソードの物語が進んでいく・・・
かなりデフォルメした物語と思っていたが、限りなく史実に近い話らしい。
また、森鴎外の子供達は、みんな文豪揃いだったみたいだ。
時代背景も、設定の説明があったわけではないが、ま、昔であったことは確かで、薬の値段が10円というところから、森鴎外の生きた時代からすれば、大正〜昭和初期の頃の話かなって思う。
森鴎外自身が、長女のマリアを心配して、猫(ジュリエット)になって見守るっという設定も面白い。

これも、とても面白かったお芝居だ\(^o^)/
特に、アパートの住人と大家さんとマリアの姉妹、兄弟たちが実にうまい具合に個性が出ていたよ。
このお芝居で、森鴎外の家族のことなど全然しらなかったので、ふ〜ん、そういう感じだったのかなって思ってみていた。
笑いもしっかり取ってテンポもとてもよかったね。

greenflowersのお芝居はまた見たいと思う。
来年の3月にまた、公演があるらしいので、その時はまた見に行こうと思う。
演劇って、本当に面白いよ。
なんだろうかねぇ・・・例えが思いつかないけど、癖になるとでも言っておこうか。
いろいろ、聞くと本当につまらないのもあるらしいが、幸いにして、自分が見に行っているのは、おすすめされたのが多いので、外れはない。


さて、終わってから、役者さんやスタッフの方々にご挨拶して、打ち上げに参加させていただき終電ギリギリまで飲んでしまった。
ご馳走様でした。

今回は、○○○座のSさん、Mさんもご一緒でした。
10月の公演のチケットよろしくお願いしますね。
今日も、美しい女性に囲まれながら美味しいお酒を頂きました(^▽^)ハイ!