上間綾乃in札幌

先日11月11日、札幌のKRAPS HALLに行ってきた。
ライブハウスって感じの会場である。

沖縄の民謡から発展する音楽は沢山ある。
また、沖縄出身のミュージシャンも大勢いる。
共通しているところは、歌詞の内容と曲のフレーズである。
言い換えれば、他のミュージシャンとは違うのが独特の歌詞の内容と曲のフレーズである。

彼女の唄は、主に沖縄民謡が出発点のようだ。
サウンドも、メロディーや歌い方も沖縄民謡がベースであるようだ。
とはいえ、決して古臭いって感じはなく、逆にとても新鮮な印象がある。
また、悲しくてやりきれないや、アメージンググレイスなど、沖縄方言でカバーしていたりして面白い。
訳詞がないとちょっと意味が分からいが、原曲を知っているので歌詞のイメージや歌う気持ちは通じるものがある。

札幌のライブは、唄者のアルバムの曲を中心に構成していた。

もちろん、サインしてもらったCDを持っています!

大規模な感じではないけど、アットホームな感じもあり、とても楽しいライブだった。
彼女の唄を直接聴けたことが何より嬉しい。


民謡って、時代を経て変わってくるものなのだと思う。
綾乃さんもライブで言っていた『何十年、何百年も前にできた民謡も、当時は新曲だったのだ。』
なるほど、その通りだ!
だから、今、時代に合った民謡が生まれても不思議ではないのだ。
過去の曲を伝えるのと、新しい物を作るのを同時に進めていくのが一番いいんだね。

また、彼女の沖縄への思い入れは大きい。
そんな彼女の歌声は絶品だ。
自分の声の唄を歌っているって感じなのだ。

あと、27歳とは思えないような歌詞。
基本、沖縄の人は、心や御霊を歌った唄が多い。そして、彼女も例外ではない。
作詞家でも、なかなか書けないくらいの表現力を持った歌詞だと思う。
今の彼女の世代の言葉で歌っている。
情緒的なところや、沖縄の方言を使ったところなど、とても個性的なのである。

サウンドも、沖縄民謡がベースになっているところが多かったり、三線を使っているのもいい!
何回聴いても、彼女の曲は癒される。
(実は、とてもノリのいい曲も多いのだ!)

あと、ライブにおいてのMCで、彼女の独特な喋り方はとても面白いね。
なんだろ、ちょっと日本人離れした発音とちょっと、神経質っぽいけど大胆なところがいい。
可愛こぶらないのに、とても可愛いのだ。
いつまでも、そうあって欲しいと思う(^。^)

きっと、この系統の音楽は、これからブレークしていくと思う。
少し、‘70代の雰囲気も持ったサウンド
耳障りがよくて、歌いやすいメロディーはこれから受けて行くのだと思う。

これからも、上間綾乃さんや沖縄音楽を応援していくつもりだ。
これからの活躍がとても楽しみなミュージシャンであり、必ずブレークするミュージシャンであると思う。